背骨の両側の皮膚温を計測することで、背骨から左右に伸びる神経の状態を知ることができます。
背骨の状態が悪いところほど温度差が出ます。温度差が大きいところを調整することで、そこから出ている神経のはたらきを整えることができます。
カイロプラクティックでは背骨の神経機能異常を調整して正常にしていきます。サーモラボによって的確に異常部位を見つけ、目で確認することができます。
当院でもそうですが、カイロプラクティックなどの手技療法は、治療前後の変化を目で見てもらうことがなかなかできません。治療前後の変化を目で見られるサーモラボは、よりよい回復を目指すためにとても効果的です。
初回に測定しておくことで、数回治療後の経過が判りやすくなります。施術者も患者さんも同じ現状認識を持てるため、治療計画の進捗状況、治療間隔や回数を決めていくのに納得して受けられます。
もう少し詳しく説明すると
神経系は体温調節をおこなうために、その環境に合わせて毛細血管を「収縮」「拡張」させ・て環境の変化に適応しています。背骨にある関節、靭帯に痛みやひずみによる刺激が入ると、交感神経の活動が高まり、血管の収縮をもたらし、皮膚の温度が低下します。
つまり皮膚温の低下によって、背骨に痛みやひずみが起こってないかが分かるので、カイロプラクティックで調整すべき問題を的確に見つけることができます。
0.3~0.8℃ 以上の背骨の両側の皮膚温度差が24時間以上存在する場合、神経病理学的異常を示唆します。
健康な人は約0.2℃以内の温度差である。
背骨両側の温度差によって病理の存在の可能性が上がります。
0.39℃ 18%
0.69℃ 64%
0.9℃ 92%